測定 − 長さ (Caliper、Edge)

カメラで撮像した対象物の幅や高さを、In-Sight EasyBuilder で、簡単に測定できます。

前もって実世界寸法への変換(カメラキャリブレーション)を行えば、測定した長さはメートルやミリメートル単位で出力します。

始めにアプリケーションステップの【位置決め】、【位置決めツール】-【PatMaxパターン】 で対象物の位置を測定します。

【検査】の【寸法測定ツール】-【距離】を追加します

どこの幅を測定するのか、画像上に水色の線で候補が表示されるので、マウスで線を2本選びます(スマートフィーチャー機能)

線を検出するための自動で作られる領域が、期待するものと異なるときは、マウスで適切に調整します

エッジの遷移(極性)を調整します。デフォルトでは内から外に向かって線を探すので、黒→白、を選べば、ストローク線の輪郭でも、正しく外側のエッジを検出するようになります

エッジ幅は、画像が鮮明でない(エッジがなだらかな)ときに、値を大きくします

2本の線を検出した後、計算する距離は、デフォルトは、中点から線へ、なので、片側の線のある点から、もう片側の線への、垂線の長さになります

エッジ_1、エッジ_2 の設定のツールフィクスチャを確認すると、デフォルトでは、パターン_1.フィクスチャ、に設定されているので、領域は、位置決めツールの結果位置に追従します

In-Sight をトリガすると、画像を取り込み、位置決めし、幅を測定します。実際に定規で測ってみると3cm弱でした

照明を適切に設置し、チェッカーボードを使ったキャリブレーションを行えば、より正確な長さを測定できます。