品種を判別する

検査領域を必要に応じて複数指定します。モデル(品種)を複数登録します。それぞれの検査領域で、すべてのモデルをマッチングし、得点を調べます。1番得点が高いものが、そこにある品種だと判断できます。

始めに、固有なパターンを使って、対象物全体の位置決めを行います。フィクスチャを行って検査領域を対象物の移動に追従させます。

検査領域の指定は、グラフィックのマウス操作で任意の領域を指定しますが、それだけを行うツールが QuickBuild に無いので、何も処理を追加していない IPOneImage ツールを使いました。

複数の PMAlign ツールでそれぞれの品種のモデル登録を行います。サーチ領域はスクリプトプログラムで入れ替えるので適当で構いません。

検査領域はモデルのサイズよりも大きくあるべきですが、チェックはしていません。

実行すると、スクリプトプログラムは、それぞれの検査領域で、すべてのモデルをマッチングし、各得点を領域近くにグラフィックで表示します。サンプルでは、上から、手袋、アンプル、レール、の順で得点を表示します(得点がしきい値より低く見つからなければ NotFound を表示)。ユーザーは、1番得点が高いものを見て、その品種だと判断できます。または、必要ならば、1番得点が高い品種名を通信で出力するなど変更します。

結果グラフィックをジョブエディターの LastRun.CogFixtureTool1.OutputImage の画像に表示します。ズーム100%の表示で文字が見やすいように調整しています。

製品: VisionPro

動作確認バージョン:7.0SR1

言語: ツールグループスクリプトVB

check_kind.zip

※ In-Sight では、[識別ツール]-[PatMaxパターン(1-10)]を使います。