三菱シーケンサ、GOT、高速データロガーの設定

三菱シーケンサ、GOT、高速データロガーの設定をメモしておきます。

− 構成 −

Q61SP (電源)
Q04UDEHCPU (PC、CPU、Ethernetポート内蔵)
QJ71C24N-R2 (RS232ポート×2)
QD81DL96 (高速データロガーユニット)

GT1665M-STBA (GOT、表示器)

CR17335SE-R (リチウムイオンバッテリー)

DataMan 300(リーダー、2台)

GX Works2 Version 1.90U
GT Designer3 Version 1.60N
DataMan Setup Tool 4.4.1

− 接続 −

Q04UDEHCPU — (USB) — ノートPC ※USBドライバは \\Melsec\Easysocket\USBDrivers にある
Q04UDEHCPU Ethernetポート — (ストレートケーブル) — ハブ
GT1665M-STBA — (USB) — ノートPC ※CPUと交互に抜き差し
GT1665M-STBA Ethernetポート — (ストレートケーブル) — ハブ
QD81DL96 — (ストレートケーブル) — ハブ
DataMan 300 -1 — (ストレートケーブル) — ハブ
DataMan 300 -2 — (ストレートケーブル) — ハブ
ノートPC — (ストレートケーブル) — ハブ

− 三菱シーケンサ Ethernet ポート設定 −

GX Works2 のアイコンをダブルクリックします

プロジェクト、新規作成を選びます

シンプルプロジェクト、QCPU(Qモード)、Q04UDEH、ラダー、を選びます

プロジェクトの、パラメータ、PCパラメータ、をダブルクリックします

[内蔵Ethernetポート設定]で、192.168.0.39、(サブネットマスクは記入しない)、バイナリコード更新、RUN中書込を許可する(FTPとMCプロトコル)、を設定します

[オープン設定]ボタンを押します。2、TCP、MCプロトコル、自局ポート番号3000、3、TCP、MCプロトコル、自局ポート番号3001、を設定します。ポート番号は DataMan 300 の設定に合わせて16進数で指定します。10進数では 3000 は 12288 に、3001 は 12289 になります

[設定終了]ボタンを押します

(QJ71E71-100での設定)
パラメータ - ネットワークパラメータ - Ethernet/CC IE/MELSECNET
ネットワーク種別-Ethernet、先頭I/O No.-0000、ネットワークNo.-1、グループNo.-1、局番-1、モード-オンライン
動作設定、バイナリコード交信、常にOPEN待ち、192.168.0.22、RUN中書込を許可する、Etnernet、KeepAliveを使用
イニシャル設定、相手先生存確認開始間隔タイマ-10、相手先生存確認間隔タイマ-10、相手先生存確認再送回数-8
オープン設定、TCP、Unpassive、送信、手順あり、ペアにしない、確認する、3000(16進数)


(複数プログラムがある場合は、プログラム設定、MAINを挿入します)

[設定終了]ボタンを押します

オンライン、PC書込、を行います

すべてチェックします(書き込めないのもありますが)。[実行ボタン]を押します。[閉じる]ボタンを押します

シーケンサ本体を、リセットし(1秒以上左に倒す)、RUN/STOP スイッチを RUN にします

ラダーを変更するときは、編集、回路編集モード、書込モード、にします

変更が終わったら、変換/コンパイル、変換(すべてのプログラム)、を行います。上記の手順でPCに書き込みます。回路編集モードを読出モードに戻します

(ラダーで役立つ機能)
SM402:RUN後1スキャンのみON(イニシャルパルス)、SM403:RUN後1スキャンのみOFF(他の条件成立後すぐ)、SM410:0.1秒クロック、文字列の書き込み:$MOVP、タイマ100msec後にON:T1 K1

F2:書込モード、Shift+F4:Run中書込、F3:モニタモード、Shit+Enter:接点のON/OFF

[プロジェクト]-[PCタイプの変更]、[PCパラメータ]-[I/O割付設定]-[PCデータ読出]

※エラーが消えないとき、照合して、不要なものは削除する

[デバッグ]-[サンプリングトレース]-[右クリック]-[トレース設定]、標準RAM、スキャン毎、[条件設定]-[詳細設定]、スキャンタイムは右上に表示、[右クリック]-[トレース開始]


動作中のビットデータやデータレジスタを確認するときは、オンライン、モニタ、モニタ開始(全ウィンドウ)を選びます

次に、デバイス/バッファメモリ一括モニタ、を選びます

バイス名に、M100 や D200 を入力して、ビットデータやデータレジスタの内容を確認します

− GOT 通信設定 −

GT Designer3 のアイコンをダブルクリックして起動します

GT1665M-STBA に接続する設定を以下に示します。新規プロジェクトウィザードのときも同じように設定します

[システム]-[GOTの設定]-[機種設定]

機種:GT16**-S(800×600)、色設定:256色(イメージデータ65536色)

[システム]-[接続機器の設定]

CH1、三菱電機、MELSEC-QnU、標準I/F(Ethernet)、Ethernet(MELSEC)
GOT Net No.:1、GOT PC No.:1、GOT IP アドレス:192.168.0.239、
サブネットマスク:255.255.255.0、デフォルトゲートウェイ:0.0.0.0、
Ethernetダウンロード用ポートNo.:5014、GOT機器通信用ポートNo.:5001
リトライ回数:3、立ち上がり時間:3、通信タイムアウト時間:3、送信ディレイ時間:0
CH2、未使用
CH3、未使用
CH4、未使用

[システム]-[ネットワーク/二重化設定]-[Ethernet]

CH1、自局:*、N/W No.:1、PC No.:1、機種:QnUDE(H)、IPアドレス:192.168.0.39、ポートNo.:5006、通信方式:UDP

[通信]-[GOTへの書き込み]

接続方法: USB
書込データ: プロジェクトデータ、OS、
書込モード: プロジェクトデータ、OS一括書込
書込先ドライブ: C:内蔵フラッシュメモリ
チェック: 名称未設定、ベース画面、共通の設定、接続機器設定、通信設定/登録名一覧、基本機能、通信ドライバ

(下の画面は2回目以降の書き込みなので、前回書込後との差分、を行っています)

Ping 確認 −

コマンドプロンプトより Ping を行って、すべての機器が接続できていることを確認します

シーケンサ、192.168.0.39
GOT、192.168.0.239
DataMan 300-1、192.168.0.7
DataMan 300-2、192.168.0.8
ノートPC、192.168.0.12



− GOT 画面の設定 −

前もって、DataMan セットアップツールで、M100=Trigger Enable、M101=Trigger に設定しています。これらのビットを ON にすると、DataMan にトリガがかかります。DataMan が MCプロトコルで通信していることを確認できます

ビットスイッチを追加、デバイス:M100、ビット反転
ビットスイッチを追加、デバイス:M101、ビット反転
エラー確認のために、アラーム表示、システムアラーム表示、を追加

上記の手順で GOT に書き込みます

− 高速データロガーの設定 −

[MELSOFT アプリケーション]-[ロギング機能]-[高速データロガーユニット設定ツール] から起動します

[QD81DL96]-[共通設定]-[ネットワーク設定]

[QD81DL96]-[データロギング設定]

[オンライン]-[書込] を行います

以上、