少し不鮮明な画像において PatMax の精度を上げる

PatMax は、Fine と Coarse の2段階のサーチを行います。

バックライトで撮像した基板の角、のように、対象物の輪郭が、少し不鮮明な画像だと(または輪郭に階調があまりない)、Fine でパターンが見つからず、Coarse の結果を返すときがあります。自動決定される粒度値(例えば、Fine=1.0、Coarse=2.9 など)を使っていると、このとき、位置精度は良くありません。

手動で、粒度値を小さくすると、位置精度が上がります。最小値の目安は Fine=1.0、Coarse=1.5 くらいです。Coarse を小さくすると、サーチ時間が長くなります。(反対に、粒度値を大きくすると、ロバスト性が増えます。)

特に、In-Sight EasyBuilder では、粒度値(Fine、Coarse)が、表示されておらず、調整可能にもなっていないので、注意が必要です。スプレッドシートに切り換えて、調整できます。